痛みを軽くし、進行を遅らせるためには、

「生活上の工夫」「温熱療法」「運動療法」などを行います。

◆まず進行を遅らせる

「変形性股関節症」は、年数を経ていくうちに徐々に病状が進みます。病気が見つかったらすぐに手術が必要というわけ‘ではありませんが、いったん変形が起これば元には戻らないため、病気が進行しないように、股関節をいたわりましょう。
また、早期に発見し治療を受けることで、進行を遅らせることができ、苦痛も軽減できるので、サインを見逃さず早期に発見することが何より重要です。
主な対処法や治療法には、次のようなものがあります。
●生活上の工夫-ふだんから工夫して、なるべく股関節に負担をかけないようにしましょう。
●保存療法-「温熱療法」「運動療法」「薬物療法」などで、痛みをとります。
●手術療法ー変形した臼蓋の形を整えたり、人工股関節に置き換える手術があります。

生活上の工夫

「無理せずヽ冷やさずヽ転ばない」の原則を守りましょう。

◆患者さんの日常生活の3原則は、「無理をしない」「冷やさない」「転ばない」です。

●無理をしないー股関節に過大な負荷をかけないようにします。外出するときは、杖を使って、股関節にかかる負担を減らすようにしましょう。上手に杖を使えば、股関節にかかる負担を約1/6に減らすことができるといわれます。
●冷やさないー股関節に炎症が起きて痛みが生じたときに冷やすと、血液の循環が低下して、痛みが増すため、患部やその周辺を冷やさないようにしましょう。
●転ばないーバランスを崩しやすいので、転倒しないように気をつけるとともに、ぶつけたり、跳ねだりして股関節に衝撃を与えないようにしましょう。
●洋風の生活-正座や和式トイレなど、低い位置から立ち上がることの多い和風の生活よりも、洋風の生活のほうが、股関節にかかる負担が軽くなります。台所仕事や立って行うアイロンかけなども股関節への負担が大きいので、スツールを利用するなど、股関節にかかる負担を軽くする工夫をしてください。ただし、軟らかすぎるソファーなどは、お尻が沈み込んで股関節が圧迫されるので避けてください。
●服装ー体を冷やさないよう、温かい服装を心がけます。また、かかとが高すぎたり底が硬い靴は股関節への負担が大きいので、かかとが低めで弾力がある底の靴を選びましょう。
●太らないー体重が増えると、股関節への負担が大きくなります。例えば体重が10㎏増えると、股関節への負荷は30㎏増えます、栄養バランスのよい食事と適正な運動を組み合わせて、体重をコントロールしていきましょう。

温熱療法・運動療法

温めたり、適切な運動で痛みを軽減

◆温熱療法

股関節を温めると、股関節の周囲の細胞が活性化したり、血液の循環が改善されたりして、痛みを和らげる効果があるといわれています。温熱療法が効果的なのは慢性的な痛みがあるときで、急に痛みが起こったときや痛みが強いときには行わないようにします。自宅では、お風呂、湯たんぽ、カイロ、こたつなどを活用するとよいでしょう。医療機関で行う方法にはホットパック(保温材の入ったパック)、電気治療などがあります。

◆運動療法

運動療法の目的は、①筋力を鍛えること、②股関節の動きを維持することの2つです。痛みがあるために動かさないでいると、関節が硬くなり、筋力も低下してしまい、さらに動かさなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
股関節への負担が軽い運動の例には、上に紹介した運動のほか、水泳、水中ウォーキングなどがあります。患者さんによって股関節の状態が異なるので、必ず医師の指導を受け、自分に合った運動を行うようにします。

参考文献 今日の健康

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